仕込み蔵の清掃・消毒までたどり着きました。

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7月4日の豪雨災害から58日目。
仕込みタンクのある製造場全体をようやく洗浄できました。
熊本市内に住む同級生が自分の職場の仲間をボランティアとして募って駆け付けてくれました。男性チームは蔵の洗浄、消毒。女性チームは被災した瓶詰商品の洗浄。
写真上部の梁の上まで浸水したため、その上から高圧洗浄機で泥汚れを洗い流してもらいました。そして仕上げに消毒液を散布。

「早くやらなければ」とずっと考えてきたことでしたが、ここにいたるまでにやらなければならないことが山のようにあり、「ようやくここに辿り着いた」という感じです。
被災直後、スコップや消防ホースでの泥出し。ぐちゃぐちゃにひっくり返ったタンクや大型機材の片付け。24本のタンクにたまった泥水の廃棄。タンクの洗浄。そしてようやく業者さんによるタンクの補修と据え付け。土台とタンクの隙間にコーキング。タンク一つひとつのカバーの洗浄。
そういう一連の作業を一つひとつやり遂げて、ようやく今日の全体洗浄でした。

数えきれない人たちの協力でここまでたどり着きました。数名のスタッフでは絶対にできなかったことです。豪雨の中、猛暑の中、力を貸していただいたたくさんの方々、本当にありがとうございました。
製造場に関しては、残すところ、2000Lタンク24本の仕上げの洗浄。そして蒸留機の洗浄、点検。製造に使うたくさんの機材の購入据え付け。さらに、製造場以外では、傾いた4000~10000Lタンクの引き起こし、洗浄。そして貯蔵倉庫全体の洗浄消毒と、まだまだやらなければならないことはたくさんあります。

もう少し、皆さんのお力を借りないと元には戻れないようです。

こういった作業を行いながら、一方で、ボランティアの皆さんには被災したボトルを洗ってもらい、少数のスタッフで打栓をやり直し、一本一本手貼りでラベルを貼って商品をつくっています。
ご予約いただいているお客様に、なかなかご要望の商品をお届けできません。申し訳ありません。

一日も早く通常業務に戻れるように頑張ってまいります。
お客様にはもうしばらくお待ちいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

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